高圧洗浄の重要性は塗装の耐久性に直結する

外壁塗装においてもっとも重要であり、でも疎かにしやすいものが高圧洗浄です。

外壁は、太陽のもとにさらされ、雨や雪や嵐により、また湿気、その他の要因により劣化し、汚れやカビ、藻が生えてしまうことさえあります。

ろくに洗浄せずに塗装の吹付を始めるとどんなことが起こるでしょうか。例えば、ガムテープを張る場合、そこにゴミが付いていて汚れていると、ゴミがテープについてしまい、すぐに剥がれてしまう経験があるかもしれません。

それと似たような状況になります。それなりに塗装はできますが、やがて早いうちにその汚れている部分から剥落してきて、ボロボロの見栄えになってしまいます。

高圧洗浄で汚れを除去

それは恥ずかしく、ずさんな施工であるともいえるでしょう。高圧洗浄で、汚れを徹底的に落とし、汚れのない状態にし塗装をすることで、塗装を長持ちさせることができるのです。

塗装というのは、素材と塗料が密着しふさわしい色を出すようになっていますので、その表面に別の物がついていると、粘着性が弱いだけでなく、本来の綺麗な色も出せなくなります。

そして汚れを落とすための高圧洗浄には時間がかかります。上から順番に、つまり屋根から始めて少しずつ下に降りておくことになります。

急いで洗浄などできません。丁寧に、徹底的に汚れを落とします。おそらく約10年くらいの汚れですから、それは相当なものです。高圧洗浄はハイパワーで威力のあるものを用い、落とし残しがないように入念にチェックします。